メイン | 1日目:クリオネがやってきた »

★INTRODUCTION★このサイトについて

私がクリオネに興味を持ったのは、5,6年前、友人から北海道土産で貰った「クリオネ切手」がきっかけでした。

それ以前から存在は知っていましたが、切手をきっかけにクリオネに興味が出てきました。たまに水族館に見に行ったり、商品を見かけると買ったり、友人から北海道のお土産でクリオネ商品を貰ったり、という感じで「クリオネを見に北海道に行こう」とは思わないまでも、クリオネフリークの端くれでした。

「流氷の天使」「流氷の妖精」と言われるだけあって、あの天使の様な姿形と、ゆったりと泳ぐスタイルは人を魅了します。思わず笑顔になり「可愛い」という言葉が口から出てくる不思議な力があると思います。一秒間に2回程度翼足を羽ばたかせ、ゆったりと水中に舞うクリオネは、見ていて心を落ち着かせます。クラゲのゆったりとした動きに癒し効果があると「クラゲセラピー」というものもあるそうですが、「クリオネセラピー」もあり得ると思います。スローライフという言葉が多くの人々の共感を呼ぶストレスフルな現代、このクリオネのゆったりとした雰囲気が人を魅了する要因になっているのかもしれません。

ある日突然一匹のクリオネが私の手元にやって来ました。私のクリオネ好きを知っている友人が、北海道旅行中に貰ったクリオネを連れてきてくれたのです。

クリオネを冷蔵庫で飼う事ができると言う噂は聞いていました。ただ、飼育方法が難しい、手に入らない、1匹10万円位すると言う噂も。一般家庭での飼育には向いていないという事だったので、まさかクリオネが自分の元に来る事になるなんて夢にも思っていませんでした。水族館に行く度に子供達を押しのけてクリオネの水槽にへばりつき、うっとりとクリオネの泳ぐ姿を眺める私にとっては、毎日クリオネを見ることが出来るなんて夢のような事。

その嬉しさの一方で「飼育方法」に関する不安がありました。今回一番困った事は「クリオネの飼い方」という詳しい情報がインターネットでは得られなかった事でした。

このホームページでは、全国、果ては世界中のクリオネを愛する方々の為に、クリオネの情報や、クリオネの生態、そして、クリオネを育てる事になった方々のために、私の実際の飼育経験を元に、今回色々な機関や専門家の方に伺ったクリオネ情報等をまとめたいと思っています。

本来クリオネは流氷の下で生涯を送る事が望ましいと思います。でも、クリオネが冷蔵庫の中であれば飼育できると言う事で、多少ではありますが出回っている事も事実。出来る事なら自然界に近い状態で育てたい。持って生まれた寿命を出来る限り守りたい。流氷の下と全く同じ環境は無理ですが、出来る範囲で環境を整えて、元気なクリオネと共に生活出来るなら、クリオネ好きにとってはこの上ない幸せだと思います。

また、クリオネを元気で長生きさせたいと言う思いで始めたクリオネ研究ですが、思いがけず生命についても深く考えさせられる結果となりました。

ご意見、ご感想などがありましたらぜひコメント下さい。

コメントを投稿