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1日目:クリオネがやってきた

ある日突然クリオネが私の手元にやって来ました。

以前からクリオネフリークだった私は、クリオネと暮らせる喜びを感じると共に、ひとつの生命に対する責任も感じました。

北海道に流氷を見る旅に行っていた友人のYちゃんが、クリオネをお土産に連れてきてくれました。「クリオネ持って帰るから」と昨夜電話で聞いてから、どきどき。クリオネグッズは手に入っても本物のクリオネは水族館で見るだけの存在。と思い込んでいたので、いきなりクリオネが身近な存在になるなんて!嬉しさと共に、現実味を感じられませんでした。「これは夢???」という感覚。でも、小さいとは言え生き物。「しっかりとお世話をするにはどうしたらいいんだろう」と期待と不安の入り混じった気持ちで今日を迎えました。

夕方Yちゃんは私の勤める会社までクリオネと、お土産のクリオネグッズを持ってきてくれました。緊迫したMTGが終わったばかりの私はダブルで気が動転。クリオネは一匹。ペットボトルに入っていました。Yちゃんは元々クリオネにはそれほど興味は無かったのですが、北海道で知人から3匹頂いたらしいのです。「これを喜んでくれるのはクリオネマニアのKiyoしかいないでしょ」という事でお土産に連れてきてくれた、といういきさつです。

「クリオネの飼い方」という説明書もあったのでまずは一安心。うちの子になったからには精一杯、愛情を注いで大事に育てます!Yちゃんどうぞご安心を!

最初は「大好きなクリオネ!」という事で舞い上がるほどの喜び様でした。ずっとひいていた風邪も吹き飛ぶほど。手の届かないものが現実になったような感じ。ところが、実際にYちゃんが連れてきてくれたクリオネを見ると「やっぱり生き物だ」という実感が込み上げて来て、「責任重大だわ!」と感じました。せっかくはるばる北海道から、紆余曲折あってうちの子になったからには、本当に精一杯良い環境を整えてお世話をしないと!と使命感にかられました。

退社して家に着くまでは「もしこの子が死んでしまったら・・・」と思い悲しくなってしまうほど。ほんの数十分で思いっきり感情移入してしまいました。昔はおたまじゃくしとかカメとか金魚とか平気で飼って、世話せずにほったらかしにしておいたのに・・・

そういう訳で、これから毎日に「クリオネ日記」を綴ります。少しでも長生きしてくれますように。頑張って勉強して「クリオネ博士」になります。

早速調べたところ、クリオネの生態自体がまだ完全に解き明かされては居ない。(これは後でオホーツク流氷科学研究所さんから、ほぼ解明はされていると伺いました)ましてや「飼育方法」なんてサイトは非常に少ない。寿命は成体になってから一年もてばいい方らしいです。2,3年かも、という説もあるそうですが。うちの子(命名:クリオネ君)は成体だと思うので、どうなのでしょうか。

頑張ってお世話します。私の天使を。


移動の際のストレスか、お疲れのご様子。容器の下のほうでぱたぱたしています。

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