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2日目:ミジンウキマイマイを求めて

今日でクリオネ君が来て一日たちました。

長引いている風邪のため、今日は家で安静にしていたほうが、と言う事でクリオネ君の飼育方法について調べまくりました。

いやー調べた調べた。ぷちクリオネ博士と自称できます。クリオネの生態については明日まとめますが、まずは最優先問題の海水とエサ。海水はYちゃんに予備も貰ったのですが、心配性の私は今のうちから手配しておこう。と、まずはクリオネ研究の本場、北海道の「オホーツク流氷科学研究所」に問い合わせをしました。海水の種類や注意事項、エサが手に入るかなど。

http://www.o-tower.co.jp/towerframe.html

ちなみにクリオネは「ミジンウキマイマイ:学名リマキナ・ヘリキナ」という巻貝の一種しか食べないそうです。その捕食シーンがまた獰猛で面白いのですが。

とても親切に対応して下さいました。ところがエサを手に入れるのは難しいとのこと。直接北海道に来て自分で捕らないことには。という事らしいです。他にもインターネットで調べた海水魚店にもかなりの数問い合わせましたが「うちはクリオネを扱ったことは無いのでわかりません」「エサは手に入らないと思いますよ」「エサを食べなくても半年は生きますから、そういう飼い方しかないみたいですね。今の所」というお答えでした。

ガラス越しにこっちを向いて泳ぐクリオネ君を見ていると「お腹すいたー」と訴えているようで「何としてもエサを手に入れてあげますからね!」と思わず呟いてしまいます(注:心の中で)。まあエサなしでも良いらしいんですけど。

探した甲斐あって、海水を注文しようと思ったある海水業者さんが「以前個人でクリオネを飼っていたんですよ」と。「ブドウガイ」という貝を食べさせていたというではありませんか。品川水族館にも電話をして、飼育係さんにお話を伺ったのですが、「ミジンウキマイマイ以外のものを食べたのを見たことは無い」との事だったので、「希望の光が!」と喜びました。販売品ではないのでもし手に入ったら送って頂けるとの事。こちらのアクアリウムサービスのY氏からもご親切にクリオネ飼育の貴重なアドバイスを頂いています。

http://www4.ocn.ne.jp/~nitiaqu/

そして海水も注文しましたし、最低限の飼育方法もばっちり。でもやっぱりミジンウキマイマイは手に入れたい。引き続き調べたいと思います。

後は私のクリオネ君が丈夫である事を祈るのみ。

あまり元気が無いようなのでオホーツク流氷科学研究所に伺ったところ、「個体によって状態が違いますから、動きが少ないから弱っているとは言い切れないんですよ。弱いものはやはり長く生きないし、生命力の強い個体もいますしね」と。それは確かにそうです。自然の摂理。生命力の弱いものは長く生きられず、強いものが生き残る。

でも私はクリオネにも愛情は伝わると信じています。せめてこの子が持って生まれた「寿命」は変えたくない。

世界一幸せな「飼いクリオネ」にするため、頑張ります。

 
今日のクリオネ君

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