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151日目/447日目:飼育の辛さ

 デモちゃんです。今日からついに一人ぼっちです・・・私のクリオネ飼育も、くーちゃん1匹の頃と同じ状態に戻りました。1年7ヶ月。全くクリオネに関する知識が無かった状態から、クリオネーゼとして大分知識も経験も豊富になってきたように思います。これも専門家の方々、サイトをご覧頂いた方々のお陰です。

昨日「、他のクリオネ飼育者の方から『生き物を飼うのに辛さも感じる』とコメントを頂きました。

私もクリオネ飼育を始めてから、野生の生き物を飼育する事、特に、クリオネのように一般飼育にむかない生物を飼育する事を通じて、いろいろな思いが出てきました。

こんな小さな生物が、一生懸命生きようとする生命力を目の当たりにし、種の保存の為、生きる本能だけで生きている命を、人間が楽しみのために自由にして良いのか、と。犬猫などの、人間に保護されなければ生きていけない、改良された動物は逆にお世話してあげないといけないと思いますが。

そんな罪悪感はずっと持ち続けていたのですが、最近、珊瑚マニア、もとい、アクアリストの方からまた違ったご意見を伺いました。

簡単に言うと、世の中には生物や生態系の研究をされている専門家の方々もいらっしゃいます。そういう方々は実際の大自然での生態や状態を観察して研究もすれば、研究室などで実際に生物を飼育したりもする。当然知識も経験も豊富である。

一方、一般の飼育者たちは、恐らく限られたスペースで限られた生体を、自然界よりも単純化され限られた条件下で飼育する。しかも、とても観察しやすく、趣味だけにかなり入り込んで観察もする。=水槽内で起こる事象の因果律の特定が容易にもなり、ある意味で良い臨床になると。

というご意見。確かに水族館の飼育担当の方も、『一般の方からの情報はとても役立つので、いろいろと報告して下さい』とおっしゃっていました。

専門家の方々に情報をお伝えすれば、多少お役に立てることもあるかもしれないし、一般のクリオネ飼育者の方にも参考にしてもらえる。=クリオネの生態解明に役立つかも。飼いクリオネが元気に快適に過ごせる確立が多少なりとも高くなるかも。とも思います。

でも、それと同時に、クリオネ飼育を通して実際に心で感じた事によって、今まで気付かなかった事に気付くようにもなります。それを活かす事が大事かな、とも思う飼い主なのでした。

辛い思いをして、クリオネにも悪かったと思う。ならばそれを役立てないと。他の人やクリオネのために。人の行為は、めぐりめぐるものです。

そのわりにクリオネ研究も、動物愛護サイトの更新もさぼっています・・・

クリオネーゼとして頑張ります!


冷蔵庫。黒ラベルの容器ひとつだけになりました。去年の6月はここに90匹以上のクリオネが借り住まいしていました。あの時と比べると寂しくなりましたが、初心に戻って黒ラベルのお世話をしっかりとしなければ。


逆立ち。頭はどんどん小さくなっているようです。でも元気にゆったり泳いでくれています。

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