17日目:専門家の熱い思い
今日も元気です。が、2,3日容器の上の方まで元気に泳いだ後は、2日くらいは下の方でもそもそしていたり、容器の半分より下でゆっくりと泳いでいる、というパターンです。海水を替えると翼足の動きがやたら早くなります。苦しそうにも見え、元気そうにも見え・・・・どちらなのでしょうか。
都内でクリオネを飼育している水族館は、池袋サンシャイン国際水族館としながわ水族館です。
しながわ水族館には、この子を迎え入れた翌日にお電話で飼育方法を伺いました。
池袋サンシャイン水族館には、先日メールを出して飼育ご担当者のお話を伺いたいと、あつかましいお願いをしておりました。
すると今日、ご担当の方からとてもご丁寧な返信を頂きました。
クリオネ飼育に関しては試行錯誤したとのことで、長年の研究や、実際に羅臼まで採取に行かれたこと、テレビで放送され大反響だった捕食シーンの撮影にいたるまで、など、とても貴重なお話を書いて下さっていました。専門書もイギリスから取り寄せて研究されたりもしたそうです。
池袋サンシャイン水族館には、クリオネの生態や捕食シーンの模型など、とても詳しい展示があるのですが、ああいう物もスタッフの方々の長年の研究や努力の成果なのかと思うと「さすがプロ!」の一言です。素晴らしいです。
直接お話も伺えるとの事。近いうちにインタビューさせていただきたいと思っています。とてもわくわくしてしまいます。マニアとしては。
毎日クリオネを見ていると、幸せ感はもちろんあるのですが、少しでも変化があるとわからないだけに不安にもなります。これはとことん調べるしか無い!と思い、早速池袋サンシャイン水族館の方がメールに書いて下さっていた"Carol M. Lalli"という人の本を調べました。
ご担当の方が取り寄せられたと言う本は1万円以上もする原書で、素人の私にはちょっと難しそう・・・という事で、同じ方の著書の「生物海洋学入門」という日本語訳の本を読んでみようと思います。
クリオネ博士目指して。
それにしても、クリオネに携わる方々は、本当に驚くほどご親切です。好きだから、思い入れがあるから、という事もあるかもしれませんが、「クリオネ好きに悪人はいない」という定義は本当にあると思います。(自分の善良さをアピールしているようで説得力ないですが・・・)
ちなみに私の周りでクリオネに興味があるという人は良い人ばかりです。
良い人だと思われたかったらクリオネを好きになってみましょう。