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21日目:クリオネのお医者さんが欲しい

クリオネのお医者様がいたら、せめて「獣医」ならぬ「魚医」がいたらどんなに安心できるでしょうか・・・

今朝、海水を3分の1ほど替えました。3,4日おきに替えてます。

昼間は普通に元気に優雅に泳いでいたらしいので、夜安心して冷蔵庫から出して眺めていました。

いつもは水面に触覚が当たると一瞬動きを止めて下まで下降し、また泳ぐ、の繰り返しなのです。さっきも「優雅に泳いでいるなあ」と見ていたところ、水面に触覚が当たると同時に急に「ぴくっ」となり、身体をよじったのです。あんなよじり方は見たことが無かったのでびっくりしました。良く見ると片方の翼足が体の中に入ってしまっている!

そのまま不自然な格好で底まで下降し、底で暫く変な風に身体をよじったりしていました。片方の翼足は身体に入ってしまったまま。

「このまま死んじゃったらどうしよう!」とあわあわしながら見ていると、もう片方の翼足をぱたぱたしている。すると、引っ込んでしまった翼足もまた出てきました。

どうも本人が一番びっくりしたようで、両方の翼足が普通に戻るといつもの倍のスピードで泳いで上にあがりました。「ぱたぱたぱたぱたっ」という感じで。もがいている様に見えました。

すると又、ある瞬間「ぴくっ」となり、また同じ翼足が体の中に入ってしまったのです。そのまま下降するとき、頭の部分がほんの少し痙攣を起こしているような感じに見えました。

もう見ていた私は心臓もばくばく、顔面蒼白状態。でも見ていることしか出来ません。まさか手で引っ込んでしまった翼足を引っ張るわけにも行きませんし。

そのまま下の方で少しもぞもぞして、また同じ様に普通の状態に戻りました。

その後は、やはり少し本人が動揺していたようで動きが異様に早かったのですが、30分ほどしたらすっかり元通り。いつもの優雅な泳ぎ方になりました。今も普通に泳いでいます。

一体何だったのでしょう。本当に驚き、焦りました。このまま死んでしまうのかと思いました。この小さな容器の中、という環境が原因なのでしょうか・・・

とりあえず今は普通に戻ったので安心しましたが、お医者様がいたらどんなに安心できるだろう。と思いました。「クリオネ医」。それは無理でも「プランクトン医」とか・・・

そういえば魚のお医者様って聞いた事がありません。爬虫類はいると思いますが。魚を飼っている人たちはどうしているのでしょう。ご自分で研究しているのでしょうか。やっぱり。

本当に焦りました。どうかこのまま弱ってしまいませんように。元気なままでいてくれますように、と祈るしかありません。


昨日の朝日新聞の夕刊記事。暖かいのでプランクトンが大量発生しているという事は、クリオネもたくさんいるという事ですね。うちのくーちゃんも、仲間に会いたいと思うのでしょうか・・・


今日の元気になったあとのクリオネ君。

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