36日目:頭から6本!
今日はずっと底の方でもそもそおとなしくしていました。ところがさっき冷蔵庫を覗くと、なんと!くーちゃんの頭から6本の触手が出ている!餌無いのに!!!
底の方にいるくーちゃんの頭から6本の薄いオレンジ色の触手(バッカルコーン)が出ていたので「これは映像に収めなければ!」と冷蔵庫から容器を取り出すと、既にバッカルコーンは引っ込んでいつものくーちゃんになっていました。幻だったのでしょうか。いえ、でも確かに見ました。
それにしても餌が無いのに何故出ていたのでしょう。前にも書きましたが、クリオネは捕食をする際に頭を「ぱかっ」と割り、そこから6本の、自分の体調近くある触手(バッカルコーン)を出して獲物を捕らえます。そして触手の更に内側にある2,3本のフックというもので、捕らえたミジンウキマイマイの殻の内部をえぐって食べるのです。
以前水族館に伺った際にも、バッカルコーンが出ているクリオネの映像を拝見しましたが、基本的には捕食をする時しか出ないはず。
もしかしたら、同居人の「エビ」がくーちゃんにぶつかった時に「あっ。ごはんだ!」と早とちりして食べようとしたのでしょうか。やっぱりお腹がすいているのでしょうか・・・
エビ君の写真。大きくなってきました。しかも元気です。そもそもこの人は何を食べているんだろう・・・
実は私は、実際にくーちゃんの捕食シーンを見たら「可愛い」と思えなくなるのでは・・・と一抹の不安を感じていました。「頭がぱっくり割れる」シーンには慣れてきたものの。可愛いくーちゃんの頭から6本もの長い触手が出てきた日には、もう「可愛い」と思えなくなってしまうのでは・・・と。
ところが、さっきの触手を思いっきり伸ばしたくーちゃんも、相変わらず可愛かったです。というか、はじめて見たので嬉しさがこみ上げてきました。ますますきちんと餌を食べさせてあげたい、という想いが強くなってきました。
もしオホーツクの漁師さんなど、ミジンウキマイマイを送ってくれそうなお知り合いが居ましたらぜひご紹介ください・・・