37日目:同居人の正体
今日、ふとつけていたNHKの番組「NHKジュニアスペシャル」http://www.nhk.or.jp/school/junior/yougo34.html
で、なんとクリオネ君の同居人(お友達?)の「エビ」君が出ていました。
どうも「カイアシ」というプランクトンで、植物性プランクトンを食べるそうです。
http://home.hiroshima-u.ac.jp/fishlab/Dhaku/What's%20copepod/What's%20copepod1/What's%20copepod1.HTM
カイアシ類でも200種類以上あるらしく、うちの「エビ君」と似た姿のものがたくさんあるようで、どの種類かはわかりませんが、多分この種類のどれかだと思います。
ちょっと興味深かったのは、このカイアシが大量発生したところには、カイアシの糞がいくつも固まって小さな塊になり、海の底へ沈んで行くらしいのですが、これを「マリンスノー」と呼ぶらしいです。
http://www.jamstec.go.jp/opedia/Docs/desc.pl?doc=marinesnow
「マリンスノー」とは聞いたことがあります。多分このカイアシの糞だけではないと思うのですが、雪が降ってくるように見える事を言うのだと思います。綺麗なんでしょうねー。ダイバーの友人に聞いてみたいと思います。
思えばうちのくーちゃんの容器にも、底にたまーに長さ1ミリ程度の糸のような白いものがいくつかありました。もしかしたらカイアシの糞なのかも。でも餌は無いと思うのですが・・・海水に入っているのかどうなのか。
ちなみに、植物性プランクトンを食したカイアシの糞は、海底に沈んで深海に生息する生き物の餌にもなるそうです。この番組では海での食物連鎖について子供達に教えていました。NHKって本当にためになります。
サンシャイン水族館で伺った話でも、国内の漁師さんから聞いた話で鮭のお腹からクリオネがたくさん出てきたとか、クリオネの餌のミジンウキマイマイがたくさん詰まっていたという話もあるそうです。
こんな可愛いクリオネがあんなに美味しい鮭の餌になるとは(鮭だけじゃないらしいですが)。スモークサーモンや鮭のお刺身が大好きな私が、その餌を可愛がっていると言うのも妙な話です。
今日のくーちゃん。底の方でもぞもぞしていましたが、夜は元気に泳いでいました。そもそもクリオネには日光は必要ないのだろうか。と疑問が出てきました。