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38日目:海水中の酸素濃度

ここ2,3日、底の方でもぞもぞしている事が多かったくーちゃんは、昨夜海水を変えてからは元気に優雅に泳ぎまくっています。もしかしたら元気な時とそうでない時の違いは海水中の酸素濃度にあるのかも?

海水は、伊豆の業者さんから取り寄せたものを使っています。天然の海水であればどこの海水でも構わないそうです。それをペットボトルに入れ冷蔵庫で冷やして、3,4日おきに3分の1づつ交換しています。

いつも海水を換えると比較的元気に泳ぎだすのですが、2日ほどでまたまったり生活になります。昨夜は半分交換しました。すると今日はとても元気です。冷蔵庫を覗く度に優雅に泳いでいます。

もしかしたら海水中の酸素濃度に関わりが?

どこのサイトだったか覚えていないのですが、海水を交換する際に少しかき混ぜて酸素を取り込んだほうが良いと書いてあったように思います。交換する海水をペットボトルごと振ったりして酸素を取り込んだほうがいいのでしょうか。

そもそも海水中の酸素濃度ってどのくらいなのでしょうか。

「海水中の酸素濃度」で検索すると、「有明海の貧酸素水域」という問題があったようで、こんな記事が載っていました。http://www.mmjp.or.jp/jcp-ozawa/new_page_152.htm

・・・空気中と違って海水のなかの酸素はもともとわずかです。回遊魚のカツオやマグロは、酸素をとりこむために泳ぎ続けることで命を保っているほどです。その海水中の酸素濃度の低下は、海底で生活する動物、とくに泳いで移動できない貝類やゴカイなどにとっては死活間題です。

 エビ、カニ、タコ、イカなどは溶存酸素が海水一リットル中3ミリグラム以上、動かずに酸素消費が少ない貝類でも2ミリグラムは生きるために必要とされています。日本水産資源保護協会が定めた夏場の底層の水産用水質基準は4.3ミリグラム。諫早湾から有明海奥部にかけてはほとんどの地点でこの基準を下回っていることがわかリました。・・・

また同じ問題を取り扱ったこのサイトによると、
http://www.nacsj.or.jp/old_database/isahaya/isahaya-020710-daichosa2.html

「表層の酸素濃度は殆どの調査地点において、6~7.5 mg/Lの範囲であり、飽和酸素濃度(海水1リッターに溶けることができる酸素量)の85~110%とほぼ飽和状態にあった。」
 
とありますので、6~7.5mg/Lくらいが良いのでは。と推測できます。が、わかったところで海水中の酸素量を測るなんて出来ませんし、海水はどれも同じ。普通は海の生物を飼育するときは機械で酸素を送り込みます。(エアレーションというのでしょうか)。クリオネの場合は冷蔵庫内での飼育。そういう処置をとれないので、まめに海水を交換する事が必要なのだろう、と思います。

今度変えるときは換えの海水のペットボトルを振ってみます。

  
今日のくーちゃん。元気に泳いでいる姿を見るのは嬉しいものです。

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