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144日目/14日目:クララとのお別れ。悲しい報告多数。

 これはうちに来て一週間の頃のくーちゃんです。まだぷくぷくしていて可愛かったです。

今日ついにクララが死んでしまいました。昨夜までは動かないまでもお腹につけた袋がむにむにと動いていたし、まだ身体も綺麗な色をしていました。でも今朝、明らかに身体も干からびた状態に変っていて、袋も縮んでいました。

そして夜、悲しんでばかりも居られないと、クララを特別霊安室に移し、卵がいるかもしれない海水を他の容器数個に分けて新しい海水を足しました。これで様子を見ようと思います。もし本当に卵で、運良く孵ってくれたらきっとそのうち肉眼で見える赤ちゃんが見られるようになるでしょう。可能性は薄いと思うのですが・・・

この6日間、クララは物凄く頑張っていました。本能なので頑張るも何も無いのかもしれませんが、偉かったです。しかもクララは普通のクリオネじゃない。内臓が少し出てしまう怪我をしていたのです。しかも4センチの大型。最初見たときは「この子もすぐに死んでしまうだろうなあ」と思っていました。

ところがみるみるうちに回復し、傷も癒えたように見えました。そして喜んでクララと名付けた翌日に産卵。とても元気だったのに、数日で激痩せ。それでも、力がなくなっても最後まで卵を出そうと懸命に泳ごうとしていました。

正直親ばかというか、飼い主馬鹿と言えばそれまでですが、私はこのクララに「クイーン・オブ・クリオネ」の名を与えたい(勝手に)。あなたはクリオネの中のクリオネだ!と言って送り出してあげたいです。「あなたが与えてくれたクリオネ的感動は後世まで語り伝えます!」という勢いで。(結構本気)

・・・ここまで入れ込める自分に、「呆れ」を通り越してわりと感動すら覚えてしまいます。私ったらさすがB型(と言ったら他のB型の方が怒りますが・・・)。と。ますますマニアになってきてしまいました。

クララが命がけで産んだ卵(と思う)を孵す為に頑張ります。

そして、今日は悲しい出来事が立て続けに起こりました。今日、更に4匹を埋葬しました。これで14匹目。クララも入れて15匹です。そしてあと、ICUに4匹います。もうほぼ駄目です。そして入院部屋に3匹。うち一匹はパパです。パパ以外はちょっと難しいかもしれません。そうすると、おそらく、という子が6匹。死んでしまったのが15匹。

これはパパです。紫っぽくてまだちょっと病人っぽいです。が、顔はアンパンマンのようにぱんぱんに張ってます。ミドルネーム「アンパンマン」にします。元気です。3センチで大きいです。

別れは辛いものです。やっぱり。

そして、一番悲しい出来事。くーちゃんの翼足が白くなって縮んできているのです。

この2週間で15匹のクリオネの死に立ち会いました。そこで得た知識のひとつ。クリオネがどうやって死んでいくか。

・翼足の端が白くなり、徐々に縮んでいく。
・翼足はそのままだが、動かなくなり、頭からバッカルコーンが出てくる。
この2パターンありますが、いずれも徐々に動かなくなり、色が紫がかってきて、翼足が溶けてしまうパターンも最終的には頭が割れてバッカルコーンが出てしまいます。でも、そんな状態でもまだ動きます。生きています。最終的に完全に息がなくなると、干からびてきます。そうなってから埋葬しました。15匹は。

水族館の方も死ぬ時は翼足が溶けていく。とおっしゃっていました。

実は昨日、くーちゃんの翼足の端が少し白いかな?とおもっていたのです。でも泳いでいたし、気にしていなかった。ところが今日見ると。明らかに他の子よりも翼足が小さくなっていました。ぱたぱたはするものの、起き上がれない様子。かなり動転してしまいました。

昨日は「くーちゃん痩せたな」と思っていたし、くーちゃんと一緒に東京に来た、クリオネーゼYちゃん宅のクリオ君も先日他界してしまいました。この子ももうちに来て5ヶ月。そろそろなのかな・・・と言う思いもあり、でも一年は生きて欲しいという思いもあるので、正直言って一番悲しいです。このサイトもくーちゃんの為に始めました。くーちゃんに長生きして欲しいから、いろんな情報もかき集めた。

いつかは・・・と思っていながらも、一番可愛いのはくーちゃんです。思い入れがあります。もし死んでしまったら立ち直れません・・・

いつか冷蔵庫の中がからっぽになってしまったら・・・なんていう事は悲しすぎて考えたくありません。

何とか持ち直して欲しいです。

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