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デモちゃんです。今日「どうぶつ奇想天外」で、クリオネがちょこっと出ていました。
おさかな君が流氷ダイビングをし、クリオネと「裏の天使」としてミジンウキマイマイを探すと言うもの。
番組によるとどうも今年はミジンウキマイマイが少ないとの事。発見するのはクリオネの100倍難しいと。今ミジンウキマイマイの入荷待ちしているお店の方も、今年は少ないとおっしゃっていました。
この子達にご飯を食べさせるのは難しいのでしょうか・・・
最近写真が綺麗に撮れません。
今日のニュースで、茨城県の大洗でクリオネが発見されたとありました。水産試験場が大洗港から20-40キロの沖合で漁業資源調査中に28匹採集したそうです。アクアワールド茨城県大洗水族館が特別展示しているそうです。
写真はデモちゃんです。
以前水族館に飼育方法を伺った際にも、大洗でクリオネが発見された事があるとおっしゃっていました。きっと水流で流れてきてしまうのでしょうね。おそらくもう流氷に乗って帰ることも出来ず、これから水温が上がって死んでしまう運命だったと思うので、水族館に保護された事は良かったと思います。餌くれるかもしれないし。
今日も元気です。というか、黒ラベルが元気すぎて心配ですが・・・温度調節が難しい季節になって着ました。
このサイトにもリンクをしているクリオネーゼチワワさんの「アクアチワワクリオネ館」、充実してます。とっても。
写真は「ばんざーい!」のくらぷー2.
写真もとっても綺麗ですし、飼育日記はもちろん、クリオネグッズコーナーまで!良いです。とってもとっても。このグッズコーナーにある流氷菓子、買おうと思います。ぜひご覧下さい。
黒らべる。昨夜から温度が高いせいか上の方でずっと泳いでいます。冷蔵庫の温度は下げているのですが、ちょっと心配です。体力消耗してしまわないか・・・
ここ1,2ヶ月、クリオネを飼い始めたという方からのコメントを多く頂くようになりました。やはりクリオネの季節だからでしょうか。国内にクリオネ飼育者って何人くらいいるのでしょう?
2004年1月末。クリオネのくーちゃんがうちに来た際、クリオネの飼育方法は、紙が一枚あっただけで詳細がわかりませんでした。ネットで検索しまくり、熱帯魚やさん等に問い合わせをしまくり、「結局詳しい事はわからない・・・」という事で、クリオネ飼育者の方が困らないように、とこのサイトを立ち上げたので、多少はお役に立てているようで嬉しい事です。
が、今日頂いたコメントに、「クリオネが凍ってしまった」と。以前マルキタサイトの男性クリオネーゼの方が同じ事を飼育日記に書いていらっしゃいましたが、その時は解凍したら泳ぎだしたという事だったので、大丈夫なのだろうと思います。
こう思うと、まだまだクリオネについてはわからないことが多いです。実際に飼育していても、やはり生物。その個体によっても違いますし、捕食もしたことないですし、温度についても一定に保っていても状態が違う事がある。産卵についてはわかっても、その後、孵化までは出来ませんでしたし・・・素人の限界を感じます。
でもまあ、クリオネの輪が広がって生態が解明されて行くのはクリオネにとっていい事になると信じて、これからもクリオネ飼育者の方々からのご報告をお待ちしております。
今日は皆元気です。嬉しいです。くらぷー2.昨日よりふっくらしているように見える気が・・・
コメントで餌の件を伺いましたので、今まででわかっている事をまとめます。
ミジンウキマイマイしか食べないと言われている。また、動きのあるものしか食べないと言われています。
水族館でも、ミジンウキマイマイを冷凍保存し、ごく細い針か何かにミジンウキマイマイを付けて、動きを付けて与えるそうです。
★私が試した餌
冷凍イサザアミ・・・細い「てぐす」に通して動きを付けてみましたが、見向きもしないどころか、身体にぶつかると団子になってしまった。容器に入れて一晩置いたりしても見向きしない。全てのクリオネに試しましたが、一匹たりとも見向きしませんでした。
活イアザアミ・・・生きているものなら!と思い、食べたと言う噂も聞き、試してみたが、水温差でイサザアミはすぐに死んでしまった。かろうじて動いていてもクリオネは見向きしなかった。イサザアミにはかわいそうなことをしました。
孵化させたブラインシュリンプ・・・ブラインシュリンプの卵から孵化させました。孵化させる装置は無かったので、ペットボトルに海水を入れ、ブラインシュリンプの卵を入れて室温で一晩置くとかろうじて何割かは孵化しました。スポイトで数匹入れてみましたが、これも水温差ですぐに死んでしまいます。クリオネはやはり見向きもしません。ただ、以前コメントを頂いた方は「うちのクリオネはブラインシュリンプを追いかけた」とおっしゃっていました。水族館に聞いたところ、ブラインシュリンプはクラゲの幼生などの餌には使うが、そのままでは栄養が無い為、クラゲの餌にするために名前は忘れましたが(クロロフィルじゃなくって、そんな感じの名前のもの)栄養素を食べさせていると。大掛かりな装置がありました。「意味無いと思います」とのこと。
ブラインシュリンプエッグ・・・海水魚店で「何でもいいからクリオネが食べそうなもの下さい!」と、手当たり次第買ってみたもののひとつ。ブラインシュリンプの卵の黄身だけを取り出したもの。食べた形跡不明。(小さいのでわからない)海水魚屋さんは「クリオネは動きのあるものでないと駄目だと思います」とのこと。
ブランシュリンプ(ドライ)・・・これも、手当たり次第買ったもの。ブラインシュリンプを乾燥させたもの。大き目の塊なので、てぐすで動きをつけたり浮かべておいたりしましたが、食べた形跡なし。
珊瑚用(無脊椎動物用)リキッドフード・・・せめて栄養補給になれば・・・と、メーカーに問い合わせたところ、クリオネに影響があるかどうかは不明だが、悪影響は無いと思います。とのことで使ってみていましたが、いいのか悪いのか不明。後に珊瑚、クリオネ専門家の方から「意味無いでしょう」とのご意見あり。
★他の方から聞いた餌
ブドウガイ・・・貝の一種だそうです。小さく刻んで動きを付けたら食べたが、その後死んでしまったとの事。死んでしまったのが餌のせいかどうかはわかりません。
イサザアミ・・・食べたと聞いた、とペットショップの方などから人づてに聞いた事はあります。
アカムシ・・・リンクにある岡山理科大学専門学校のクリネ研究で、アカムシを食べたらしいですが、食べた後に溶けたそうです。
★結論
専門機関でクリオネの代替餌の研究をされているところもあるそうですが、今の段階では、栄養素の問題などからミインウキマイマイしかやはり食べないだろうとの事。他のものを食べたとしても、死んだという報告もあり、実際にクリオネの栄養になるかどうかは不明。また、ミジンウキマイマイも食べても死んでしまった例もあるので、生物なので当たり前だがその個体の生命力次第。食べなくても数年生きた例もあるそう。
・・・という事で、やはりミジンウキマイマイを手に入れて思いっきり食べさせてあげたい・・・と思う飼い主です。
餌に関する情報、お待ちしております。
そして、サイト立上げ一年以上たちますが、やっとリンクをはりました。今までお話を伺った専門機関や業者の方をリンクしています。クリオネ関連サイトで、リンクご希望の方はぜひお知らせ下さい。
黒ラベル。なんだかぼーとしたまま水面まであがり、そのまま逆立ちの体制のままゆったりと上から下へ向かって泳いでいました。本当に不思議な行動をします。
今日は飼い主から、クリオネスタイルを読んで下さっている皆様へお知らせとお願いです。新しいサイトを作りました。このクリオネサイトは毎日200人以上の方にご覧頂いています。皆様のお力がお借りできれば、と思ってます。興味のある、出来るだけ多くの方に、見ていただきたいと思っているので。
MORALS OF LIFE~live with animals
このクリオネサイトの管理者が立ち上げたサイトとしては、多少矛盾を感じられるかもしれません。
経緯を簡単に・・・
私は約9年前から猫を飼い始め、それから普通の動物好きとして生きてきました。2年半前に愛猫が突然痙攣発作を起こしました。猫伝染性腹膜炎の発症。しかもウィルスが脳を侵したと言うドライタイプの発症でした。獣医さんに安楽死を薦められ、それでも、発作と薬のせいで食欲中枢が刺激されているとは言え、餌を食べている愛猫を見て、他の獣医さんにセカンドオピニオンを伺いました。
ラッキーな事に脳神経専門の先生で、薬で頑張ってみましょう」と言って下さり、発作のたびに夜中にする電話にも対応して頂き、3ヶ月ほどで発作も落ち着き、今も薬は続けていますし、完全に治ったとは言えませんが、元気に暮らしています。
その時に、猫の病気関係をネットで調べまくりました。猫のサイトから、驚くべき動物問題をたくさん目にしました。どれだけ多くの犬猫が保健所やセンターで殺処分されているか。捨て猫や捨て犬がたどる運命。悪徳ペットショップの実態・・・
その時は愛猫の事で頭が一杯でした。ただ、「いずれ何かしなくては」という思いがありました。
その後、ご存知のようにクリオネのくーちゃんが我が家にやってきました。サイトに全て記載したように、「何とかせめて少しでも海に近い環境で育てたい」「同じ様に飼育方法で困っている飼い主さんの役に立ちたい」という思いで友人にサイトを作ってもらい、続けています。
途中、あるきっかけで大量のクリオネを迎え入れ、貴重な産卵にまで立会い、何よりもサイトをごらん下さった方々のご協力で知識も増え、今では素人クリオネ博士としては国内では10本の指に入るのでは、と自負しています。
クリオネ達は、こんな小さなプランクトンでも、人間と同じ様に懸命に生きているという事。こんな小さなプランクトンでも、心配したり応援して下さる方がたくさん居るという事を知りました。
でも、徐々に、クリオネ達の様子毎日見ながら、20匹近くのクリオネの死を迎え、心の痛みを感じ始めました。
これが飼育しやすい淡水魚などだったら感じなかったと思います。飼育に適さないと言われるクリオネを飼う事は、罪悪感を感じることにも繋がっていたのです。ただ、クリオネを飼った事を後悔したとか、反省したとかではありません。クリオネを飼育する事は、とても大きな何かを感じる事に繋がっています。
そして先週、動物問題をネットで検索しました。愛猫の病気のサイトを無料サイトで作ったので、それを充実させる為に、と思って。
そこで、2002年に福岡で起きた、子猫虐殺ネット公開事件の事を知りました。暫く夢でうなされ、他の動物問題も調べ始めました。すると、自分があまりに無知だった事を実感する結果となりました。知らず知らずのうちに、毛皮問題などで動物虐待に加担していたのです。(クリオネの事とは思っていませんが)
現実を知ったことはとても重い事でした。でも、知る前とは何かが変わりました。
映画DEEP BLUEを見て以来感じていた「人間もくじらや、魚や、プランクトンと同じ、地球上の生物」
「人間に他の動物の命を扱う権利は無い」という事を再確認し、陳腐ですが「何か出来る事を始めよう」と思ったのです。
食料にするのは生きていく為に必要な事なので、ベジタリアンにはなろうとは思っていません。でも、無意味な殺生は無くしていきたい。
このクリオネサイトは毎日200人以上の方にご覧頂いています。皆様のお力をお借りできたら。
新しいサイト、MORALS OF LIFE~live with animalsを読んでみて下さい。ご興味がなければ、お知り合いでご興味がありそうな方に転送して頂きたいのです。
そして、サイトをお持ちの方は、趣旨が合えばぜひリンクをして頂ければと思います。
私は何の能力も力も無い人間で、一人で何かをするには限度があります。今はまだ「現実を知る」という、調べる段階ですが、徐々に行動に移して行きたいと思っています。
出来るレベルで、なので大した事は出来ませんが。
まずは「知る事」が第一歩です。
このクリオネサイトも多くの方のご協力でここまで続ける事が出来ています。ここまで発展するとは思っていませんでした。少なからず、何人かの方には何か良い影響を感じていただくことが出来たのではないかと思っています。
動物問題は、切実な問題です。動物虐待は発展すれば異常犯罪にも繋がります。処分される動物も、あなたのぺットが迷子になったときに取り返しの付かない事になる可能性もあるのです。思った以上に身近な問題です。
ただ、この問題は人それぞれ考え方や捉え方が全く違いますし、押し付けられる事ではないので、興味をもって下さる方がいれば嬉しい。という程度です。
私も本職がありますし、クリオネサイトもありますので、ストリクトになるつもりはありません。無理せずに出来る事から徐々に・・・と思っています。きっと突き詰めるには深すぎると思いますので。
愛猫がきっかけをくれ、クリオネが教えてくれて、最後にその殺された子猫が、行動する力をくれたように思います。2年かかりました。
何が出来るかはわかりませんが、もし皆様のご協力をお願いできれば嬉しいです。
今後とも宜しくお願い致します。
くらぷー2とふじこちゃん。
黒ラベルとデモちゃんはやはり元気がありません・・・
明日はお休みさせていただきます。
今日は海水を替えました。ふじこちゃんとデモちゃん。皆元気に泳いでいます。今のところ。
昨日くらぷー1を埋葬しましたが、最初にくーちゃんが死んでしまった時には数日間泣いていました。思い出すだけで涙が出てきて、「私が殺してしまった」という思いで考えるだけで胃が痛くなりました。まさに「心にぽっかり穴が開いた感じ」でした。
その後、後から来た大量の子達、主に元々死に掛けていた子達を10匹くらい看取って、更にクラララ、アンパンマン、チビちゃん、愛子ちゃん・・・徐々に一匹ずつ死んで行きました。
その都度胸が締め付けられる思いをします。海にいればこんな死に方はしなかった。この子達は。
結局は流氷が去った後に残った子達なので、海にいても死んでいたのはほぼ間違いがないとは言え、海で死んだ方が幸せだったに違いない。
という罪悪感です。
せめて他に不幸な飼いクリオネが少なくなるように・・・と思っていますが、これも人間の自己満足。
良い方に解釈すればいくらでも出来るのですが、死んでしまった子を埋葬した後は必ず大きな最悪感を感じます。
でも、気分を切り替えて残りの4匹のお世話をしなければ。
昨日くらぷー1を埋葬しました。最初の頃はこんなにふっくらしていました。約9ヶ月頑張ってくれました。
この子は、最初は「クラベル」という名前でした。甥っ子の為に残した中の1匹です。今のくらぷー2と瓜二つで、本当に見分けが付かなかったので、「クラベル」と「ぷーさん」と足してくらぷー1,2と呼んでいました。途中見分けが付かなかったので、くらぷー2の写真と混ざっている可能性あり。
この子は長いこと寝たきりでした。2ヶ月くらい。徐々に片方の翼足が溶け始め、もう片方が最近とけ始めてからは急激に小さくなりました。
片方の翼足でも一生懸命ぱたぱた泳いでいた姿が目に焼きついています。
ごめんね。としか言えないです。
天国で待っている仲間と自由に泳ぎまくって欲しいです。
申し訳御座いません。先週の木曜からインフルエンザで寝込み、その旨書いたつもりがアップされていませんでした。今日やっと復活。ご迷惑をお掛けいたしました。
インフルエンザ恐るべしです。5日間8度から9度の熱でPCはおろか、枕元にある携帯ですら開く事が出来ませんでした。
その間、姉にクリオネの様子を見てもらい、皆元気にしております。くらぷー1以外は。
明日から写真も復活します。
寝込んでいる間にコメントをたくさん頂き、有難う御座いました。返答が遅れまして申し訳御座いません。
やはりクリオネの季節だから読んで下さる方が多いのでしょうか。
なんだか、このサイトを立ち上げた目的、「多くの人にクリオネの生態を知ってもらいたい。私と同じ様な飼い主のお役に立ちたい。少しでも多くの飼いクリオネに幸せになってもらいたい。」
という目的は、徐々に達成されつつあるのでは、と、嬉しく感じています。
クリオネばんざーい!