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今日も皆心なしかおとなしいです。写真が綺麗に撮れたのは愛子ちゃんだけ。
今日で51日目です。くーちゃんが生きていた期間の3分の1が過ぎました。生きていた、と言うかうちの子になってから、ですが。
今日はクラベルが凄い勢いで身体をよじってぐるぐる変な方向に泳ぎまくっていました。たまに不自然に身体をよじる事は多々ありますが、こんなに激しいのは初めて。大丈夫でしょうか。
クラララはほとんど動きません。身体も完全にお亡くなりになったクリオネの身体になっています。
ひとつ悩んでいる事が。以前獣医さんがコメントを下さったように、他の子の栄養になるならば
あえてほぼ死に掛けたクラララを元気な子と同じ容器に入れて共食いさせるかどうか。
心配なのは、死にかけている子から何か菌のような物が感染して元気な子も弱ってしまわないか、という事です。
後から出た危篤患者は、同じ容器から出ることが多かった気もするので。うーん。なやみます。
栄養にするのは諦めるかも・・・うーん・・・
携帯で遊んでみました。ちびちゃんです。可愛いです。ほんとに。
ここのところ泳いでいる黒ラベル。触角がやっと出てきました。ずっと逆立ちしていたので引っ込んでいるようです。
変化は突然起こります。クラララがほとんど動かなくなりました。片方の翼足がほとんど無くなり、昨日まではもう片方でぱたぱたしていたものの、今日は身体自体が縮んでいます・・・元々内臓の色も土色で、弱ってはいたものの。一度元気になりかけたので残念です。
昨日の映画Deep Blueの続きです。http://www.deep-blue.jp/#
映画では、綺麗な海中や生物だけでなく、正に食物連鎖そのものをリアルに写していました。思わず目を背けたくなるほどのシーンもありました。でも、これが生物なんだなあ、と感じ、のびのびと生活は出来ても、一瞬一瞬が「いつ食べられるか」という生命の危機と隣り合わせなのが生物というものだと思いました。
そう思うと、生命の危険を普段感じることの無い人間は、それに変って精神的な苦痛を日々抱えるのが当然のこと。自然の流れに逆らった代償は、心の病等に出てくるのかもしれません。
映画の最後に、かつては30万引きいたのが今は1%しか生存していないと言う、地球最大の生物、シロナガズクジラの映像が出ました。
「人間は生命に満ちた海を今日も傷つけている」
という言葉で映画は終わりました。思えば地球の71%も占めているのが海。地上の人間界なんて地球規模から見たら小さいものです。人間の数よりもずっと多い生物が海で生息している。
同じ地球上の生物と言う目で見なければいけないなあ、と感じました。と言ってもいきなりベジタリアンにはなれないので、栄養として必要な分だけを美味しく感謝しながら頂くとか。こういう切り口から入ると、環境問題にも自然に興味が出ます。
クリオネ達は、海に戻す事は考えていません。たとえ冬まで生きてくれていたとしても、きっと元の仲間の群れには帰れないと思うので。
ちょっと複雑な心境ではありますが、ペットとしてではなく同じ生物として、大事にお世話したいです。
うちの猫の方が重症なので、今日はお休みします。クラララと妊婦ちゃん以外は皆元気です。
プーさんです。クラベルととても似てますが、プーさんです。触角の形が微妙に違うのと、内臓の色が少し違います。
男性クリオネーゼ、今回クリオネを送ってくださったマルキタさんの常連さんであり、マルキタさんのサイトに「アクアクリオネ館」という飼育日記を掲載していらっしゃる老眼親父さんのクリオネの1匹が、お腹の中になにやらオレンジ色の丸いものが見えると飼育日記に書いていらっしゃいました。
どうも寄生虫らしい。と。
同じものを見たことがあります。うちに大量に来たクリオネ達の、危篤患者の中に。最初は何か変なもの食べちゃったのかなあ、と思っていたのですが。どの子だったかなあ、と思い出しているのですが、なにしろ全部で死んでしまったのは20匹くらいいるので思い出せません。なんとなく、クララだったような気も・・・もし、万が一クララだったとしたら、あれは卵じゃなくて寄生虫???と不安がよぎりました。
専門書に記載が無いか調べてみようと思います。
ちびちゃんと愛子ちゃん。愛子ちゃんは前で翼足を重ねている瞬間。
なんだか写真が徐々に「可愛い」よりも「マニアック。グロい。」になってきているような気が・・・
間違えました。昨日の写真で「クラベル」と言ったのは、よくよく観察したらクラベル2でした。この子です。だって似てるから・・・どことなく触角が短くて「くまさん」の様なので、クラベル2から「プーさん」に改名します。
今日は皆昨日よりは元気です。ただ、妊婦ちゃんが徐々に弱ってきているようです。袋から何かぶら下げたまま寝ていることが多いです。でもクララの時とは感じが違います。
チビちゃんです。くーちゃん存命中に、くーちゃんよりも小さい子をお友達に、という事で一番小さいこの子をお友達にしました。泳ぐのも一生懸命ぱたぱたして、「よちよち泳ぎ」という感じでした。赤ちゃんかと思っていたのですが、最近は落ち着いてきたようにすら思えてしまいます。
クラベルと愛子さま(母に不謹慎かもと言われたので「愛子ちゃん」としておきます)。どうもおとなしいです。皆。でもまあずっと泳ぎっぱなしだったので、そろそろ疲れが出たのでしょう。
逆立ち中の妊婦ちゃん。袋から何か出ているのがわかるでしょうか。
専門書をざっと見てみましたが、とりあえず卵が孵ってヴェリジャー期幼生になっても、0.1ミリ程度。その後多輪型(系?)幼生になっても、その程度らしいです。まだ辞書で調べながら読んでいないのでなんとなく、ですが。成長のスピードから行くともうとっくに多輪型幼生になっていていいはず。すると、植物プランクトンなどを食べるので、摂取していないと死んでしまっているのかもしれません。この海水に入っているのかどうか。処理してある海水なので入っていないのだと思います。
週末に研究します。いやでも、マニアックな本があるものです。世の中。専門書なので当たり前ですが。
デモちゃんです。エイみたいです。不思議な体型をしているような・・・
くーちゃんのお友達だった大きい方の子です。未だに良い名前が思い浮かびません・・・
左からクラベル、黒ラベル、愛子さまです。どうもこの容器の4匹は元気がなくなっているようです。底の方で泳いでいるか、黒ラベルとクラベル2はほとんど逆立ち状態です。そんなに逆さになっていても大丈夫なのでしょうか。頭に血が上るとか、とういう感覚にならないのか・・・
他の容器の子、アンパンマンと、くーちゃんのお友達の小さい子容器は皆元気なのです。何故でしょう。
アンパンマンです。今日じっと見ていると、「何かに似てる。何かに似てる・・・」と思いました。見方によっては目玉親父・・・この子はミドルネーム目玉親父で。
クラララは相変わらずリハビリ中。妊婦ちゃんは今日も袋から何か出しながら泳いでいます。本当に何なのでしょう。
amazonで注文した専門書が2,3日で届きそうです。これで卵の事を研究します。今更かも知れないけど・・・
黒ラベルです。この子は本当にいつもみごとに逆立ちしていて滅多に泳がないので、泳いでも触覚が
出ません。寝癖のように押し付けられて引っ込んでしまっているような・・・
クラララです。こんな風に上のほうまで泳げるようになりました。
今日はアンパンマンの下半身がとっても平べったかったです。大丈夫でしょうか・・・
そして卵ですが、何の変化もありません。一応2週間に一度くらい、海水を継ぎ足してみているのですが。なので最初はクララがいた容器ひとつだったのが、いまは4つくらいの容器に増えています。埃のようなものは見えますが、動いているものはいないような。やはり孵らなかったのでしょうか。がっくり。もう少し様子見ます。
甥っ子の容器の綺麗な子です。一生懸命名前を考えていたのですが、どことなく高貴な雰囲気(勝手に思ってるだけ)=皇室=愛子さま?という事で愛子さまと命名します。
ちょっと綺麗に撮れました。下膨れっぽいですが、くーちゃんを思い出させる整った姿かたち・・・今思うとくーちゃんも綺麗なクリオネでした。
そしてこれは誰でしょう?クラララです。なんと、大分こんな風に立って泳ぐようになって来ました。数日前まではかたつむりの様に丸くなって泳がなかった子が。ほんと嬉しいです。
くーちゃんのお友達容器の大きい子とちびちゃん。そして右はここの所元気の無い黒ラベル、クラベル、クラベル2です。
家に帰って冷蔵庫を覗いたとき、皆が元気に泳いでいると安心します。安らぎのひと時。
これは甥っ子の容器に居る綺麗な子です。名前考えないと。一番綺麗なのですが、どことなく高貴な感じすらかもし出している子なのですが、さっき頭がぱっくり割れていました。グロかったです。
今日は暑かったです。あまりの暑さと、もわっとした空気で夕方から体調最悪。かえってすぐに寝込みました。という事で今日は写真だけ・・・
アンパンマン。ゆったり元気です。安心できる感じです。いつも。
クラララ。大分上半身を起こしている事が多くなりました。一時期はこの子ももう駄目か・・・と諦めかけていたので、こうやって徐々に元気になる姿を見ているとほんと嬉しいです。
妊婦ちゃん。今日は袋が小さいです。妊婦ではなかったのだろうか・・
甥っ子の容器の子たちがすこしだけ元気がなくなってきているように見えます。暑いからだと思い込んでみます。
今日で30日経過しました。早いものです。思えばこの30日間の間にとてつもなくいろいろな出来事がありました。涙あり、笑いあり、別れあり、誕生あり・・・
くーちゃんのお友達部屋の3匹です。海水変えた直後。皆で泳いでいます。
アンパンマンです。大きいので本当に見ていて飽きません。細かいからだの動きもよくわかります。
リハビリ中のクラララ。徐々にですが、頭を上げてぱたぱたする事が増えてきたように思います。
今日は里親になってくれたクリオネーゼTちゃんとSちゃんから「それまじですか?」という話を聞きました。
湘南在住Tちゃんには4匹里子に貰って頂き、そのうち2匹を更に里子に出したらしいのですが、早速その里親さんが捕食シーンを見たと!何を食べさせてのだが興味深々です。海の近くなので食材には困らないかも・・・
そしてSちゃんは「今日いきなり3センチくらいに大きくなってた」と・・・あの、たしかSちゃんのところに里子に出したのは1センチちょっとの2匹だったような・・・どうなんでしょうか。それって・・・
と、いろいろな逸話、というか観察話が聞けて面白いです。
今日テレビの「トリビアの泉」でクリオネの捕食シーンが出ていました。あれを見るとうちの子達にも思う存分バッカルコーン出しまくって捕食してもらいたい。と思います。
とりあえず試しで今日はブラインシュリンプの卵の黄身の部分だけに加工したものを入れてみました。食べてくれるかな・・・
これは姉が新しいデジカメで撮ったアンパンマンです。くっきり撮れてます。翼足のひれと言うか、模様まで。
これも。やっぱりカメラが違うと良い写真が撮れます。腕もありますが。
くーちゃんのお友達の大きい子とちびちゃんです。右はクラベル2です。
今日はいまいち皆元気が無いようです。いつも寝ている黒ラベルは相変わらず寝ています。綺麗な子もいまいち。泳ぐよりも底のほうに居る事が多いようです。クラベルもいつもは底の方で泳いでいますが、横になっています。クラベル2は元気です。
アンパンマンと、右はクラベル2と綺麗な子です。アンパンマンはいつも変らずゆーったり余裕で泳いでいます。大きい方が体力があるというのは本当かも。
頭が歪んでいるデモちゃんは今日もおとなしいです。妊婦ちゃんは相変わらず。クラララはゆったり底をぱたぱた。寝ながら移動。
そろそろ皆疲れが出てきたのでしょうか。この気候のせいでまったりしているだけだと良いのですが。
思えば、くーちゃんはもっともっと寝たきりというか、底で逆立ちやブリッジしていることが多かったので、その頃の心配に比べたら私にも余裕が出来ました。
そろそろまたブラインシュリンプを試そうかと思います。孵化させたのは食べていないような・・・
ちびちゃんです。もともとくーちゃんと、大きい子と3匹で同じ容器に居ましたが、大きい子と大きさがあまり変らなくなってきました。
これはデモちゃんです。触角の位置が曲がっているので、見方によってはリボンをつけているようにも見えます。
そしてこれはアンパンマンなのですが、この子は相変わらず紫色をしています。内蔵は黒いです。
この色の違いって何なのでしょう。捕食直後はお腹が鮮やかな濃い赤に、黒っぽくなると聞いていますが、この子のお腹が黒いのもそうなのでしょうか。
お腹の色はさておき、大抵のクリオネは頭も尻尾も綺麗なオレンジ色です。紫なのは大人の証拠?それとも体調不良でしょうか。
クラララは、今日はやはり寝ています。たまに苦しそうに身体をよじる事があり、さっきは頭をぱっくりしてました。昨日は海水の交換による一時的なものだったのかもしれません。
ちなみにクラララも紫です。妊婦ちゃんも内臓は透明になり、頭と尻尾は紫です。
クララも紫でした。やっぱり紫は弱っているからなのでしょうか・・・
他の子達は皆元気です。卵は変化なし・・・携帯用の顕微鏡と言うものが安く売っているらしいので探そうと思います。
実はまだ危篤の子が一匹居ました。紫色っぽくてずっと体を横たえたままたまーに翼足を動かす程度の。ずっと同じ状態だったのでICUにイクオネと一緒に入れていました。
今日、クラベル2と黒ラベルの下半身がしわしわとしぼんでいるように見えたので、「酸素不足かしら・・・」と思って、少しでも酸素を多く入れてみようと、海水のペットボトルを振ってから半分海水を交換してみました。
すると、なんとなーくですが、クラベル2と黒ラベルの下半身のしわしわがとれてふっくらしたような。まあ気休めか、と思って他の容器も同じ方法で替えてみました。
すると!ずっと危篤で泳がなかった子が立ったのです!
と言っても、この程度ですが。ずっと寝たきりだったのでびっくり。
この子はずーっと泳いでいるのを見た事が無く、カタツムリのように下半身をくるっとまるめて底で寝たままぱたぱたしていただけでした。さっき海水を交換してから暫くしてみると、最初の写真のように上半身を少し起こしていたのでびっくりしてみていると、ついに立ったのです。立ったと言うか、上向きに泳いだと言うか。
この子は今は亡きクララにちなんで「クラララ」と名付けようと思います。クララのような立派なクリオネになってくれるように(今日は休みなので能天気です)。
一緒にICUにいるイクオネは弱っています。ほとんど動きません。
ちょっとだけふっくらしたクラベル2と黒ラベル。元気なちびちゃん。
今日の結果では、もしかしたら気休めかもしれませんが、海水は振って酸素を多く入れたほうがいいのかも。
これはデモちゃんです。少し頭が歪んでいるのがわかるでしょうか。怪我してるみたいです。元気だったのですが、最近寝ていることが多いです。
今日は帰りが遅くなってしまったので手短に。
クリオネを観察していると、小さい頃に昆虫とか金魚とかを飼って観察していた頃を思い出します。夏休みとかに飼育日記とか付けた記憶が。
くーちゃんのお友達の大きい方の子です。なかなか良い名前が思い浮かばなくて・・・名前募集!
またもやクラベルです。底の方をゆったり泳いでいるので写真撮りやすいです。
そして妊婦ちゃんです。昨日は袋から何か出しながら泳いでましたが、今日はそれも取れて、さらに袋が大きくなっていました。何なのでしょうか。元気に泳いでいます。
卵は変化ありません・・・駄目なのでしょうか。それとも卵じゃないのでしょうか・・・
これはちびちゃんです。きれいに撮れました。最初の頃よりも優雅に泳ぐようになってきました。成長したのでしょうか。
最近仕事でストレスが溜まっているようなのですが、家に帰り、寝る前にクリオネ達のお世話をしながらぼーっと皆が元気に優雅にゆったりと泳ぐ姿を見ていると、ハイテンションになっていた気分が安らぎます。ゆったりした気分になり幸せすら感じてしまいます。
「ずーっとこうやって生活できたらいいのにぃ・・・」と思ってしまいます。
私がクリオネ好きだから、というのもあるとは思うのですが、前にも書いた「クラゲセラピー」のように、半透明でゆったりと水に漂いながら泳ぐ生物には癒し効果があります。脳内でなんとか波とかを出すのでは。ゆったりした動きと半透明のむにむにと動く体。よくみるととっても綺麗です。クリオネの身体って。
水族館に行っても、クリオネは人気ですし水槽が小さいので時間をかけてゆっくり見る事はなかなか出来ません。子供達に押しやられて大人と言う立場上泣く泣くその場を離れる羽目に・・・
そんなクリオネを、こうやってゆっくりと観察、鑑賞できて、しかも可愛がる事が出来るなんてなんて幸せな事なのでしょうか。と改めて感じました。疲れているときはささやかな事に感動しちゃったりします。
本気でクラゲ、クリオネ専門水族館があればいいのに。そしたら社員にしてもらおう。肩書きは「元祖クリオネーゼ&クリオネセラピスト」て感じで。
クラベル、クラベル2、綺麗な子皆で泳ぐ図。くーちゃんがこの中にいたらどんなに幸せでしょう・・・とついつい思ってしまいます。右はクラベル。デブに見えます。なんか愛嬌ある感じです。
上がクラベル2、下の顔だけのがクラベル。右はいつも逆立ちしている黒ラベル。